いじめ防止対策専門 郷原行政書士事務所

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いじめ防止対策推進法解説。その他、教育・学習について

自殺は負けなのか

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自殺という難しいテーマなので、言葉は慎重に選びますが、自分の経験をもとに本音を書きます。

 

まず、今ネット上がざわついている松本さんのコメントについて。

なかなか亡くなった人を責めづらい、責められないよね。でも、そうなんやけど、ついついかばってしまいがちなんだけど、ぼくはやっぱり死んだら負けやっていうことをもっとみんなが言わないと、死んだらみんながかばってくれるっていうこの風潮がすごく嫌なんです。

 

この発言は、自殺をしてほしくない一心での発言であると解釈します。

 

自殺は立派だと言ってしまうと、自殺者が増えてしまうかもしれません。

 

だから、社会全体としては、

自殺したら負け

自殺しても、損するだけ

自殺は逃げ

と言うしかないのでしょう。

 

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それでも、私はいじめ問題に携わる者としていいたい。

 

勝ちとか負けとか、得とか損とかそういうレベルの話ではありません。

 

ぎりぎりの状態で、戦い抜いて、最後の最後まで耐えて、それでももうだめだと思って、自殺を選んだ人が、負けとか損とかそういうことにはならないでしょう。

 

歴史に名を残している人の多くも、最後の最後まで生きようと戦い、結果敗れて自殺しています。そして、その死は例外なく、人の心を動かす美しさ・尊さを持っている。

 

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自殺してほしくないからといって、自殺に対して、負けとか逃げとかマイナスの評価をするのはもうやめましょう。

 

自殺を防ぐのは、別の方法です。

 

私は、中学生の時いじめを受けました。

もう無理だと思って、自殺を考えたことがあります。

 

そのぎりぎりのところから救ってくれたのは、両親の愛情でした。

「なにがあっても、あなたの味方」といって、抱きしめてくれました。

 

両親に2度与えてもらったこの命。私はその命を使って、自殺に追い込まれている人を1人でも救います。

 

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問題は、自殺に追い込んだ人間に対する対処です。

 

 日本は法治国家です。

福沢諭吉先生の教えに従えば、個人で復讐はできません。

しかし、国家がしかるべき対応を取らないのであれば、誰かが正義を実現しなければなりません

 

まさに、伊坂幸太郎氏の小説『オーデュボンの祈り』に出てくる桜(人物名)です。

その島では、悪いことをした人間は、桜に殺されます。

桜がその島の秩序であり、正義なのです。

 

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